STORY on bonobo

自分が天才になった気分に浸れる映画3選

2017.02.04 | 未分類

著者:こにまゆた

content-pc-trailer-xlarge-000001258
 
「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」
イギリスの天才数学者アラン・チューリングといえば、第2次世界大戦中に解読不可能とされたドイツ最強の暗号“エニグマ”を解読した事で知られている人物だが、コンピューターの概念を理論化し、今日に至る基礎を作ったであろう(・・・)人物となれば、数学者以上の関心を持って激動の人生を見ることができるハズ。
映画は暗号が解読されるまでの人間ドラマが中心なのだが、そんなドラマチックな結末を予感させつつも、天才であるが故の社会的な孤立や悩みをも深堀していく。彼は同性愛者でもあったようだが、全てにおいて他者と違うということが差別の対象となりやすいのは社会の常でもあり、この問題も映画の中で重要な要素となっている。彼が正当に評価されていたら、きっとアメリカより先にイギリスがコンピューター先進国となっていたかもしれない。
 
この難しい役を演じきったのは、今や飛ぶ鳥を落とす勢いの英国俳優、ベネディクト・カンバーバッチ。英国紳士の気品を備えつつ異端児として苦悩する精神性を迫真の演技で表現、映画に説得力を与えている。
  
「ビューティフル・マインド」
「ゲーム理論」の経済学応用で評価されノーベル賞にも輝いた、アメリカの数学者ジョン・ナッシュの自伝的映画。今や数学は経済活動とは切っても切れない重要なファクターになっているので、彼のような天才は順風満帆な人生が約束されているかのように思われがちだが、数式との闘いがいつしか統合失調症との闘いとなり、社会的地位を獲得するまでは苦悩の連続。彼を献身的に支える妻との生活も浮き彫りにして、夫婦愛をテーマに普遍的なストーリーにしたところは脚本の勝利かもしれない。主演は数学者らしからぬ雰囲気の名優ラッセル・クロウだったが、共演者の光る演技にも支えられて感動的な作品になっている。
  
「奇跡がくれた数式」
数学大国インドではアインシュタイン並みの天才として尊敬されているという、スリニヴァーサ・ラマヌジャン。100年前の植民地インドで独学で数学を学び、絵画のようにあふれだす数式をケンブリッジ大学の天才数学者ハーディに送ったことで大学に招聘され、人種や特権階級からの差別などと対峙しながらも、ラフヌジャンの「直感」をハーディが「証明」へと導いていくサクセスストーリーなのだが、ある意味世代を超えた天才数学者の友情秘話ともいえる。今や彼の理論は物理をはじめ学問の礎として確立されているそうなので、数学者でなくても歴史的瞬間に立ち会って爽快な気分に浸れる。
 


「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」

content-pc-main-large-000001258


「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」(C) 2014 BBP IMITATION, LLC


最新一覧
月別一覧
カテゴリ