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もう若くはないけれど、、、もう一度、夢をみたいっ!熟年男女が主人公の青春物語3選

2017.01.26 | 人間ドラマ

著者:AMI

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本編で紹介する「マディソン郡の橋」を観にいったのは確か大学生の頃(歳がばれるw)。同じゼミの男の子と一緒に行った。なぜ二人で敢えてこの映画を観に行ったのか、今となっては思い出せないが映画館がいっぱいで立ち見だったこととクリント・イーストウッドの背中が、歳の割に鍛えられていてドキッとしたことを憶えている。そしてもうひとつ。

当時まだ20歳ちょっとだった私が思ったこと…。

「へぇ~、おばさんになっても人を好きになったりするんだ」

若いとは残酷なものである。そして今、そのおばさんと同じような年齢になって知ったことは「思いのほか、歳をとっても自分の根本は変わらなかったりする」ということ。なのに背負うものが増えたり、環境が許さなかったり、はたまた体力的に叶わなかったり。年齢を重ねるにつれ、若い頃より事態は複雑化して、諦めなければいけないことも増えたりするけれど、とはいっても自分は自分、かつての少年少女からいきなりおっちゃんおばちゃんになる訳ではなく、延長上に今の自分がいる。それ故、かつて燃え盛っていた情熱の炎が、ふとしたきっかけでまた燃えさかる、いつも封印していた恋心がむくむくと湧き上がる、なんてこといつ起こったって不思議ではないのだ。

今回ご紹介する映画の主人公はみな、「若者」と呼ばれる年齢からは少し大人になっている。「ザ・マジックアワー」では芸歴だけ長くて売れない役者、「少年メリケンサック」では25年前に解散したパンクバンド、そして「マディソン郡の橋」では片田舎に住む平凡な主婦が主人公、若い主役がキラキラしている映画と比べるとなんだか地味に感じてしまう。けれど、観客である私達は映画が進むにつれ、ある事実に気づくのだ。確かに主人公は若くはない。しかしその分重ねた喜び、悲しみ…様々な感情を震わせながら乗り越えてきた数々の経験によって人間的な魅力は増幅され、物語に深みを与えている。「あれ?な~んだ、歳をとって青春したって何が悪い?」そう思わせてくれる素敵な効果をもつ魂の若返り特効薬映画、とも言えるかも。

決してかっこいいだけではない熟年のもがき方をスクリーンを通して見せつける。その懸命な姿は、日常に追われて夢やロマンを後回しにしている貴方へ心地よいエールとなって響き、明日からの活力となるでしょう。


「少年メリケンサック」

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「ザ・マジックアワー」

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「少年メリケンサック」(C)2009「少年メリケンサック」製作委員会 「ザ・マジックアワー」(C)2008 フジテレビ 東宝


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