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自然の魅力と脅威を学ぶ。冬登山の前に観ておくべき2つの映画

2017.01.21 | 自分に喝、気合いを入れる

著者:田畑健太

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今でこそ、運動不足のため体重は100kg目前、歩くのが億劫で「隙があればタクシーに乗りたい」なんて言ってはいますが、これでも学生時代はバリバリの山岳部。この時期になると、雪山を踏破した経験を肴に当時の友人たちとうまい酒を飲んだりしています。

ところでこの「雪山」、映画の世界では一つのジャンルとして確立されていますね。2016年3月には岡田准一、阿部寛、尾野真千子の出演で『エヴェレスト 神々の山嶺』が公開されました。また、キーラ・ナイトレイやジョシュ・ブローリン、ジェイク・ギレンホールらハリウッドの豪華キャストによる映画『エベレスト 3D』も2016年に公開、といった具合で、特にここ数年、世界的にも雪山を題材にした作品が多い気がします。極限状態における人間ドラマが受けているのでしょうか。

経験のない人がいきなり国内外の最高峰にアタックするなんていうことはないでしょうが、これから雪山は本格的なシーズンを迎えるので、スキーやスノーボードを楽しむために入山する人も多いでしょう。また、近年、すっかり定着したレジャーとしての登山にも、その心構えや危機回避方法など、参考にするべきことがあると思います。組織としての行動規範など、仕事のヒントになることも見つかるかもしれませんね。

とにもかくにも“備えあれば憂いなし”。ということで、今回は冬の山の魅力と恐ろしさを知ることができる映画を紹介したいと思います。

■『岳 -ガク-』(2011年、日本)
監督:片山修 出演:小栗旬/長澤まさみ/佐々木蔵之介ほか
日本アルプスを舞台に、人間ドラマと雄大な景色、そして自然の脅威が描かれます。作品を通して、普段大きく扱われることのない「救助する側」の裏側を垣間見ることができるのが興味深く、救助される側と救助する側、それぞれの立場における厳しさに、登山とは何かを考えさせられます。

■『アンナプルナ南壁 −7,400mの男たち』(2012年、スペイン)
監督:パブロ・イラブル 出演:イナキ・オチョア・デ・オルツァ/ウーリ・ステック/ホリア・コリバサヌ/デニス・ウルブコほか
1人のベテラン登山者救出のために、世界のトップクライマーが集結し救助に向かった――事件から数年後に彼らを訪ね、その証言から当時を振り返るドキュメンタリー。アンナプルナにおける登山者の死亡率は40%。なぜ彼らはそんな危険な山に登るのか、その理由と登山家たちの強い結びつきに胸が熱くなります。

遭難や高山病など、突発的に起こることへの対処はなかなか難しいですが、それを防ぐためにはできる限りの準備が必要です。今年の冬に登山や山レジャーを考えている方、それに慣れている人ももう一度、気を引き締めて楽しんできてください。

また、両作品ともに“雪山の怖さ”が描かれるのと同時に、生きることや挑戦することの素晴らしさも描かれています。山に行く人以外でも学ぶことは多いのでぜひ一度、ご覧になってみてください。


「岳 -ガク-」

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「アンナプルナ南壁 7400mの男たち」

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「岳 -ガク-」(C)2011 「岳 -ガク-」製作委員会 (C)2005 石塚真一/小学館 「アンナプルナ南壁 7400mの男たち」(C)2012 Arena Comunicacion SL


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