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もしも、それが自分の人生だったら?仕事に行き詰ったサラリーマンに観てほしい「天才の歩み」を描いた映画

2016.11.24 | あなたならできる

著者:田畑健太

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「もし、自分が天才だったらもっと違う人生が送れていたのに」。受験シーズンの足音が聞こえ始めると、仕事に行き詰ったサラリーマンは、こんな風に人生を振り返ったりすることがあります。

ところで“天才の人生”は本当に幸せなのでしょうか。映画を通して、歴史上の天才の人生を観ることができます。

■イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年)
[監督:モルテン・ティルドゥム 出演:ベネディクト・カンバーバッチ/キーラ・ナイトレイ/マシュー・グード]
第二次世界大戦時、ドイツ軍の暗号「エニグマ」に挑んだ天才数学者アラン・チューリングの物語です。戦争における超機密事項や個人的な事情など、さまざまな秘密が重なり、チューリングの最期は悲劇的なものでした。戦争中、1400万人の命を救い、また、コンピューターの概念を創造したと言われながらも、国家による正式な名誉回復は死後約60年を経た2013年のこと。偉業の影には、孤独や葛藤、屈辱や個人で背負うにはあまりにも重大な責任がついて回るものだと考えさせられます。

■ボビー・フィッシャー/世界と闘った男(2011年)
[監督:リズ・ガーバス 出演:ボビー・フィッシャー/デイビット・エドモンズ/アンソニー・セイディー]
天才チェス・プレイヤー、ボビー・フィッシャーの幼少の頃からその死まで追ったドキュメンタリー映画です。冷戦下にソ連の選手に勝利し、アメリカ人初となる公式世界チャンピオンとして全米を熱狂の渦に巻き込むものの、試合拒否やタイトル放棄、アメリカからの訴追を受けて国を追われるなど、数奇な人生を送った人物としても有名なフィッシャー。英雄と持ち上げられながらも(多分に自らのせいだとしても)強烈な手のひら返しを受けてしまう気持ちはどのようなものだったのでしょうか。

■スティーブ・ジョブズ(2013年)
[監督:ジョシュア・マイケル・スターン 出演:アシュトン・カッチャー/ダーモット・マローニー/ルーカス・ハースほか]
2011年に亡くなったスティーブ・ジョブズが、アップルコンピュータを立ち上げ、iPodを発売するまでのドラマが描かれました。強烈なカリスマ性と抜きん出た独創性や能力で世の中を変えたジョブズ氏も、その人格や個性により不遇の時代を送っていた時期がありました。組織や人との衝突・軋轢は数知れず。そんなタフな環境下での仕事は並の人間には耐えられない…サラリーマンを経験した人のほとんどがそんな気持ちになるはずです。

映画の題材になるような人物だから、他の人よりもドラマティックな人生を送っているというのを差し引いても、特別な才能を持っている人が、皆、順風満帆で幸せな道のりを歩いてきたわけではありません。一般の人よりもハードな気さえします。

天才に憧れても、その波瀾万丈な人生を全うできる自信は湧きません。分相応に必死に生き抜くことも一つの才能かもしれませんね。


「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」

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「スティーブ・ジョブズ」

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「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」(C) 2014 BBP IMITATION, LLC
「スティーブ・ジョブズ」(C)2013 The Jobs Film,LLC.


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