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自分で自分に呪いをかけていませんか?「最近の自分、イケてない!」と感じたら、この1本

2016.11.21 | あなたならできる

著者:大西桃子

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何をやってもパッとしない。こんなはずじゃなかった。でも、こんなもんか。まぁ、しかたがないか。
35歳という年に、そんなことをふと思ったりする。
大学生の頃はもっと、いろんな未来が描けていた。中学生や高校生の頃は、もっともっといろんな夢が描けていた。いつ見た未来も、その中で私はキラキラキラキラまぶしかった。
でも現実は、そうはいかない。でもみんなそうでしょう?大人になったから、わかるんだ。自分はここまでだって。35歳まで来たら、もうできあがっちゃってるじゃん、自分。ここまで止まりだよ。

上記、マイナス思考に陥るときの、ここ数年のパターン(笑)。

スミマセン。実際は、「もうちょっとはいけるんじゃない?とりあえずもう5年、あれもこれも頑張りゃいいじゃん」とも思ってます。だって35歳、まだ中途半端なお年頃だもの。だから、こういうマイナス思考にふっと落ちるときって、本当にイヤ。時間のムダだと思う。
そんなマイナス思考の渦に呑み込まれそうなときには、ちょっと共感できて、ちょっとあったかくて、ちょっと背中を押してくれる、そんな映画がいい。

『青天の霹靂』。劇団ひとりが自分の著書をもとに、初めて監督として撮った映画。
大きな仕事をひとつ終えて、徹夜続きの疲れた心身でゆっくり見るには……と選んだのだけど(主演の大泉洋と劇団ひとりの掛け合いで、ユルく笑いたかった)、見終わった後、なぜか「もうひと仕事、やるか!」と気合いが入ってしまったというのが、コレ。もちろん、ユルい笑いは満喫できたけど。

主演の大泉洋が演じる、場末のマジックバーで地味〜にマジックを披露するだけの、売れないマジシャン。冴えない35歳男子。まぁ、いるよね。マジシャンじゃなくても、サラリーマンでも、フリーライターでも、「このへん止まり」に甘んじて、でも満たされていなくて、生い立ちや環境を呪ってばかりいる……みたいな、35歳。

それが、ひと昔前にタイムスリップして、「このへん止まり」だと思っていた芸が大ウケして、「あれ、俺イケるんじゃね?」と思ったところで、若かりし頃の両親と再会。そこで自身の出生のヒミツを知って……というエピソードなのだけれど、それを書くのはやめておきます。

でも最後まで見終わると、こんなふうに思えるはず。
「自分で自分に、呪いをかけるべからず」
環境はたしかに、人を作る。だけど、その環境だからと諦めるのか、そこから抜け出すのかは、自分次第。当たり前のことだけど……、35歳くらいになると、意外と忘れちゃうんですよねコレ。何しろ、オトナになってそこそこの年数が経っちゃってるから。ここまでこうなら、この先もこうだろうって、慣性の法則で物事を考えてしまう。
それはまだ、早いよ。

最後のマジシャンの笑顔。呪いが解けた笑顔。35歳、まだまだ進めるじゃないかって思わせてくれる、そんなラストシーンが印象的な一作が『青天の霹靂』。最近止まってるな自分、っていう30代は、ぜひご覧あれ。
同じく大泉洋出演の『トワイライト ささらさや』もおススメ。自分がもし今死んだら、思い残すことってなんだろう…?思い残すことがないように、今、自分がすべきことって何なんだろう?と考えるきっかけをくれる1本です。


「青天の霹靂」

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「トワイライト ささらさや」

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「青天の霹靂」(C)2014 「青天の霹靂」製作委員会
「トワイライト ささらさや」(C)2014「トワイライト ささらさや」製作委員会


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