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貧乏旅行の強い味方、マクドナルド~格安で“安全”を買う~

2016.06.21 | グルメ・食の力

著者:さくら子

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業績不振が続く、マクドナルド。
しかし、私のような貧乏旅行者にとっては、時に救いの神となる存在です。
これほど安く、安全・快適に過ごせる場所は、なかなかありません。

例えば、スロヴェニアで夜行列車に乗ろうとしたとき。
駅のホームで待てばいいか、と軽く考えていたのですが…
首都の中央駅なのに、暗い。
地元埼玉の急行が停まらない駅より、人影が無い。
しかし、駅にはマクドナルドがありました!しかもWi-fi有り。
数百円で、深夜まで粘り続けました。

また、店員も安全です。
トルコの昔ながらの飲食店は、店員も客も男性ばかり。東洋人は目立つので、かなりジロジロ見られます。
また、うっかり客の少ない時間に入ってしまったときのこと。男性店員が隣に座って「彼氏いるの?」「連絡先教えて」「店で飼っているオウムが喋るんだ、見る?」などと話し続け、全く落ち着けませんでした(しかも、このときオウムが全然喋らなかったという…)。
しかし、マクドナルドのような外資系チェーン店なら、女性店員も多く、マニュアル通りの対応なので安心です。

食品にも、一定の安全性があります。
言葉が通じない外国では、料理の注文は大きな賭けです。トルコでは、羊の頭を丸ごと煮込んだスープもあります。運悪く、そんなゲテモノを注文してしまったら…。また、料理にハエがたかることも少なくありません。
その点、マクドナルドなら、世界中どこでも似たようなものが、マニュアルに沿って衛生的に提供されます。
ただし、トルコでマックフルーリー(?)を頼んだときは例外でした。目の前で、アイスの上のブラウニーを、フォークでグチャグチャに崩して渡されるという衝撃。
アイスクリーム専用ブースだったからなのか…。
それでも、作り方と見栄えに難があるだけで、味には問題ありません。

その他にも、清潔なトイレが使えたり、街で目印になったり、色々と便利なマクドナルド。

確かに、映画「スーパー・サイズ・ミー」や「フード・インク」、「未来の食卓」などを観ると“オーガニックは素晴らしい”“ファストフードは人類の敵”とさえ思えてきます。
しかし、長期的な健康問題など“目に見えない危険”に気を配れるのは、経済的に余裕があるとき。

その余裕がないとき、最優先されるのは“目先の安全”、犯罪に遭わないとか、食中毒にならないというレベルの問題です。
その最低限の“安全”を、安く、早く、毎日朝から晩まで提供しているのが、マクドナルドをはじめとしたファストフード店。
格差社会がある限り、必要な存在といえるでしょう。

私も旅行の際に、夜行列車やバスで宿泊費を浮かすことなく、良いレストランやホテルを気軽に利用できる身分になりたいですが…。
当分の間は、マクドナルドのお世話になりそうです。


「フード・インク」

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「未来の食卓」

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「フード・インク」(C)Paticipant Media


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