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あのドキドキがたまらない。

2016.10.31 | ホラー・スプラッター

著者:高須慶

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高校卒業してすぐ、浪人中に普通免許を取得した。
場所柄もあったのだろう、友達ほとんどが20歳前には免許を持っていた。
はい、地元千葉なんで!
浪人中ということもあり、さすがに車の購入資金までは捻出できず、
もっぱら助手席ドライバー、つまりは友人とつるんで走りに行っていた。
特に仲が良かったのがイケメンマッチョのK君。
彼は中学卒業後、わけあって高校へは進学せずそのまま職人の世界へ、だから誰よりも車の購入が早かった。そんな彼の愛車は、スープラ/3.0GTターボ。
色はガンメタブラック、ホイールは11j、もちろんマニュアルだ。
かっこよかった。180SXより加速はなかったし、シルビアS13より人気が無かったけれど、とても好きだった。
それこそ自分の車のように洗車に付き合い、運転させてもらい、勝手に自慢して。
楽しかったなぁ、懐かしいなぁ、暇さえあれば首都高に湾岸に、峠へ繰り出していたなぁ。

バカなこともよくやっていた。例えば、夜中に喜多方ラーメンが食べたいと言って一路福島へ、翌朝とんぼ返りとか、千葉県1周をしてみようと思い立ち、夜中に内房から館山白浜へ、そのまま外房へ周り九十九里で朝日を拝み、利根川沿いを走らせて帰宅したり。

そんなバカヤローな行動で、特に目的を持って繰り出していたのが心霊名所巡りだった。
地元で有名な八柱霊園、おじゃが池、佐倉十三観音はいわずもがな、神奈川の山神、子坪の両トンネルに遠征したりも。
怖い思いというか怖い場所へ行くことが、若かりし頃はたまらなく楽しかった。

そして出会ったのが、『リング』だった。
ジャパニーズホラーの先駆けと言ってもいいだろう。
怖かった、どうにも怖かった。怖いのに理屈なんてない、ただ怖かった。
一度深夜にビデオを借りて、K君と我が家で見たことがある。
結果、K君、そのまま帰りたくないと言って泊まっていったこともあった。
呪いのビデオの中身、その映像の意味を知りたく、何度見直したことか。
そのくらい強烈なインパクトを残した作品だけに、当然続編の『リング2』も観た。
当時の感想は、ジェットコースターに乗っていたような気分が最後まで続く、
要するに、怖いドキドキがずっと止まらなかった。観終わってもしばらくそれは続いていたなぁ。
その後『リング0~バースデイ~』で完結。

最後にK君は今は2児のパパ、愛車はプリウスだ。
そうだよなぁ、そうなるよなぁ。


「リング」

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「リング2」

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「リング0~バースデイ~」

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「リング」(C)1998「リング」「らせん」製作委員会
「リング2」(C)「リング2」製作委員会
「リング0~バースデイ~」(C)「リング0~バースディ~」製作委員会


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