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同窓会、そこに待つものは…

2016.07.25 | 人間ドラマ

著者:さくら子

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同窓会の案内が届きました。
さて、行こうかどうしようか…。

きっと、何のためらいもなく同窓会に参加できるのは、「楽しい学校生活を送り」「それなりに自慢できる人生を送っている」人ではないでしょうか。

また、「出会いのチャンス!」と捉えている人もいるでしょう。
同窓生は、過去を知っている分安心できて、一気に距離が縮まるのだとか。
映画やドラマでも、そんな場面をよく見ますね。
「実際に経験がある」「周りでカップルができた」という人も、少なくないと思います。

しかし、参加者のなかには…

「当時の恨みを晴らしてやる」
という人だって、紛れているかもしれません!

そんな闇を描いた映画がこちら。
『同窓会/アンナの場合』
同窓会で、いじめられた過去についてスピーチし、会をぶち壊すアンナ。しかし、それは役者を集めて撮影された、架空の同窓会。実は、アンナには同窓会の招待さえ届いていなかった。
後日アンナは、同窓生たちのもとへ押しかけ、その映像を突きつけて感想を求める…。

アンナ・オデル監督本人が「アンナ」役を演じたこの作品。実際にいじめを受け、同窓会にも招待されなかった、自身の体験から着想を得たそうです。
執拗にいじめの理由を問うアンナと、自分のしたことを覚えてさえいない同窓生。
観ているうちに、「自分も忘れているだけで、誰かを傷つけ恨まれているのではないか…」と不安を掻き立てられます。

また、そこまでの恨みはなくても、「立派になって見返したい!」と思う人はいるでしょう。
そんな女性をチャーミングに描いた作品がこちら。
『ロミーとミッシェルの場合』
いじめっ子たちを見返そうと、サクセスストーリーをでっち上げて同窓会に乗り込んだ、ロミーとミッシェル。その嘘はバレてしまうけれど…?
これぞアメリカ、おバカで明るい主人公たちの、ハッピーな物語♪
アメリカではミュージカル化も決定、2017年に上演されるとのことです。

実際、同窓会では、当時の力関係が逆転する場合もありますよね。
そんな映画が『太陽の坐る場所』。
高校時代に女王として君臨していたが、今はしがない地方局のアナウンサー「響子」。
高校時代は目立たなかったが、今をときめく人気女優となった「今日子」。
同窓会で2人が再会したとき、過去のしがらみが明らかとなり…。
“女”の怖さに震えつつ、未来への希望を感じるラストに救われます。

ちなみに、先日同窓会に参加した私。
映画のような出会いもなく、バトルもなく、普通におしゃべりして帰りました。
終わってみれば、行くかどうか悩む程のことでもありませんでした…。
現実は、だいたいそんなものかもしれません。


「太陽の坐る場所」

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「太陽の坐る場所」(C) 2014「太陽の坐る場所」製作委員会


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